ALSってこんな感じでした
(ALS = Advanced Light Source)

ICESS8最終日の午後、会場からバスで約30分のところにある第3世代VUV放射光施設Advanced Light Source (at Lawrence Berkeley National Laboratory)を見学してきました。様々なビームラインが既に稼働中でした。

   左の写真はALSに行く前にCLARK KERR Campusで坂本さん(右)と。良く晴れていたが、長そでのYシャツにネクタイを締めてブレザーを着てもそれほど汗はかかない気候。日本、特に関西でこんな夏だったら絶対「冷夏」と言われて大騒ぎになるだろう。

 これがALSの入口。特に何て言う事もないけど。
   これはALSのほぼ真ん中から撮った写真。この建物はドーム状になっている。BESSY-II (Germany)やMAX-Lab (Sweden)もそうだったけど、放射線管理区域内と野外の間にガラス窓が使われているのでリングのあるホールにいても昼夜の区別がつく。

角度分解光電子分光用ビームライン


 上の写真はZ.-X. Shenのグループが主体となって立ち上げた高分解能角度分解光電子分光用ビームライン10.0.1。Zステージが非常に大きくごつい。試料は液体Heで冷却可能。さらにθ、φの2軸回転も冷えたまま可能との話。すごい。でも試料まわりの部分は見ることができなかった。残念。アナライザーはSCIENTA SES-200の角度分解モード付き(下の写真)を用いている。しかもあのでかいアナライザーが光軸を中心に回転できてしまう!! うーむ、試料のθを回さずともアナライザーを回して角度分解ができてしまうとは。これもすごい。



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